親子の予防歯科
Medical
親子の予防歯科
Medical
Medical
乳歯が生え揃う目安はおよそ2歳7ヶ月(生後31ヶ月)と言われており、乳歯が生えそろうまでのお子様のお口は非常にむし歯菌に感染しやすく、この時期にむし歯菌の感染がなければ、成長したその後もむし歯になりにくいと言われています。
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、もともとむし歯菌はいません。接触の多い身近な人、つまりご家族から主に感染します。かといって、親と子のスキンシップは大事にしていただきたいと思っています。そのため、ご家族のお口の中のむし歯菌をしっかり減らしておくこともむし歯を予防する上では非常に大切です。
しかし、たとえどんなに気をつけていても、100%感染を防ぐことは難しいことです。そのため、お子様がむし歯菌に感染したとしても、少しでもむし歯菌を減らせるよう「予防」への意識を日頃からもち、取り組むことで将来お子様が大きくなってからのむし歯リスクを減らすことができます。
正しい知識をご家族で共有し、お子様のお口をむし歯から守っていきましょう。
子育てに忙しく、自分の健康はついつい後回しになってしまいがちだと思います。しかし、お子様はお母さん、お父さんの元気で素敵な笑顔が大好きだと思います。いつまでも健康で、そしていつか可愛いお孫さんと自分の歯で美味しくご飯を食べられる、そんな日が来るためにも、今からお口のケアは欠かせません。
日本では40代以上の2人に1人が歯周病に罹患しているといわれ、それは年々増加傾向にあります。歯科医院でのプロケア、自宅でのセルフケア、どちらも大切ですが、日本では歯科医院に定期的に通う方は少なく、歯科医院は何か起こった時にだけ行く、という方が多いようです。歯周病の多くは痛みもなく静かに進行するため、定期的なプロケアで、お口のトラブルを見落とさないことが大切です。
妊娠中に歯周病に罹ると、低体重児出産や早産のリスクが高まるといわれています。そのリスクは、タバコやアルコールの約7倍ともいわれています。これは歯周病の炎症により子宮の収縮や陣痛を促してしまうためです。
むし歯
妊娠するとつわりにより吐き気を催すため、歯磨きが充分にできない状態になる時もあります。また、つわりは唾液の酸性化によって、酸が歯を溶かす酸蝕症にもなりやすくなります。一度に食事をとることが出来ないこともあるため、食事回数が増え、口腔内を唾液が満たす時間が減り、その結果むし歯になりやすくなります。
歯周病
妊娠中は女性ホルモンが分泌され、それを好む歯周病の原因菌も増えます。歯肉に炎症が見られる際、歯周病が進行している可能性があります。歯周病は早産を引き起こすこともあると言われていますので、定期的な検診となるべく早い受診が大切です。
歯肉炎
妊娠中は女性ホルモンが分泌され、またホルモンバランスの変化から妊娠初期に起こる場合が多い症状です。初期症状は、痛みがあまりないため、気づきにくくなってしまい、気づいたら進行していることも多々あります。